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脱毛について

そもそも、どうしてムダ毛が生えてくるのでしょうか?
エステサロンなどで脱毛をする際に、脱毛の回数、通う時期などがあるのは、なぜ?
「毛が生えるメカニズム」「脱毛に適したタイミング」「部位によって必要な脱毛回数が違うこと」を知ると、あなたの脱毛の最短コースが見えてくるかもしれません!

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ムダ毛が生えるメカニズムをチェックしてみましょう。

脱毛後のひざ下写真
 

毛の構造

毛は、爪と同じように肌の角質層が変化してできた皮膚の一部です。
主成分はタンパク質のなかでも硬く強度のあるケラチンです。
肌から上に出ている毛部分を「毛幹」、肌の内部にある部分を「毛根」といいます。
「毛根」の根元にある球形のふくらんだ部分を「毛球」といい、ここで毛が作られます。
「毛球」の先は内側に凹んでおり、この部分に「毛乳頭」があり、周辺の細胞を「毛母細胞」といいます 。
この「毛乳頭」が毛細血管から運ばれてくる栄養や酸素を取り入れ、「毛母細胞」に受け渡し働きかけ ることで、細胞分裂がおこります。そして細胞分裂によって作られた組織が上へと押し上げられ毛となります。


 

発毛サイクル

毛は「成長期」→「退行期」→「休止期」というサイクルがあります。
一般的に、このサイクルを「毛周期」と言います。
「成長期」→「退行期」までに以降するまでに約3週間かかります。
(部位、個人により、毛周期には差があります。)



脱毛に適したタイミング

脱毛の効果があるのは「成長期」だけ
電気脱毛(ニードル脱毛)、光脱毛、レーザー脱毛などの「毛の再生を阻害する脱毛方法」は全て、毛と一緒に、毛の根元にくっついている毛根組織を処理する脱毛方法です。 ムダ毛本体と毛根がくっついている「成長期」の毛だけに効果があります。
毛と毛根が離れている「退行期」「休止期」の毛に対しては効果がありません。


そのため、全ての毛を脱毛するためには、期間をおいて、「退行期」「休止期」の毛が「成長期」に変わるのを待ち、 数回に渡って施術をする要があります。この成長サイクルは毛によってばらつきがあるので、間隔をあけながら何度も施術を受ける必要があります。
時間はかかりますが、期間をかけながら、施術の回数を重ねていくと、だんだんと残りの毛が減っていき、毛が薄くなったように感じます。

表面に生えている毛の割合 と 脱毛回数

生えている毛=表面にでている毛の割合も、部位や個人差があるため、脱毛完了までの回数や期間に差が出ます
一般的に、生えている毛の割合が高いほど少ない脱毛回数で済み、割合が低いほど何度も脱毛する必要があります。
下記は一般的な目安です。実際の割合は個人差があります。
 

表面に生えて出ている毛の割合(部位別)
部位 髪の毛 ヒゲ ワキ Vライン
生えている毛
(成長期・退行期)の割合
85〜95%
70〜80%
30%
30%
20%
20%



 

脱毛と体臭(ワキガ)

全身に分布するのがエクリン汗腺で、腋の下や陰部などの特定部位に分布する汗腺がアポクリン腺です。
腋臭や体臭の主な原因はアポクリン腺から出る汗が細菌に分解されたときに発生すると言われています。
ワキガが、脱毛で軽くなった例もあるようですが、臭いの元であるアポクリン汗腺そのものは、 脱毛しても毛穴の奥に残っています。
毛がなくなることで菌の増殖を防ぎ 症状は軽くはなりますが、根本的な改善とは言えません。
ワキガの治療を考えておられる場合は、皮膚科や美容外科などでの手術が必要です。

 

体毛と性ホルモン

体毛と性ホルモンには深い関わりがあります。
性ホルモンには、男性ホルモンと、女性ホルモンがあります。


■男性ホルモン
・アンドロゲン(テストステロン、アンドロステネジオン、デヒドロエピアンドロステロンの総称)
・男性特有の体つきや体毛、思考回路を発育させるはたらきをする。
・副腎、睾丸でつくられる。

■女性ホルモン
・エストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン
・女性特有の体つきや、自律神経の発達、体のリズム(月経)などを整えるはたらきをする。
・卵巣でつくられる。


■性ホルモンにあまり影響されないとされる体毛
・眉毛・まつ毛・頭髪(側頭部/後頭部)

■両性ホルモンに影響されるとされる体毛
・腋毛・陰毛上部

■男性ホルモンの影響を多く受けるとされる体毛
・頭髪(前頭部/頭頂部)・ヒゲ・胸毛・陰毛上部・背中毛など

体毛の濃さにそれぞれ個人差があるのは、 男性ホルモン量と、皮膚のアンドロゲンの感受性の影響によるものとされています。

 

多毛症(たもうしょう)

多毛症とは、軟毛の肥大化、または軟毛が硬毛に変化してしまうことを言い、毛の数が増えるということではありません。
女性や小児に成人男性のような硬毛がみられる症状をいい、女性でも、男性ホルモンの分泌が過剰におこなわれた場合は、
顔に男性のような髭が生えたり、胸毛や、腕、足の毛も太い硬毛になり、 陰毛は男性のようにへそに向かって硬毛が生える
ようになる場合があります。


■軟毛 短く柔らかい毛で、細く色が薄い毛です。うぶ毛と呼ばれる毛は軟毛です。

■硬毛長く硬い毛で、色素を多く含みます。頭の毛、眉毛、まつ毛、成人の陰毛・腋毛は硬毛です。
     成人男性の髭(ひげ)も硬毛です。


多毛症は、原因不明の「特発性多毛症」と原因疾患を伴った「続発性多毛症」に分類されるようです。


■特発性多毛症
原因不明の特発性多毛症は、多毛症全体の約5割を占めるといわれていて、 男性ホルモン量は正常ですが、
皮膚のアンドロゲン感受性が高いことを言うそうです。

■続発性多毛症
特発性多毛症とは病態が異なり、男性ホルモンが過剰に産生されているという原因があるそうです。
原因は、遺伝や、ストレスなどの場合もありますが、 女性の場合、男性ホルモンは卵巣、副腎でつくられるので、
卵巣、副腎などに疾患がある可能性があるそうです。

 

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